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7月13日。

店が休みの日、早く目が覚めたので久しぶりに賀茂の堤を歩くことに。もちろんイヤホンなし、蝉の声と川の流れがBGM。まだ気温がアホみたいに上がりだす前に。    旅行したり出張(もうええて)したりしても、田舎町であろうが東京であろうがその街が動き出す前の早朝に散歩するのが好きです。静かで清い空気の中で。   てなことで京都へお越しの方々にもモデルコースの提案。盆地独特の蒸し暑さの京都。さきほどのように気温が上がりだす前に賀茂の堤を散歩、橋と違い亀石の上を川の流れを感じながら向こう岸へ渡る。まだ人のまばらな下鴨神社・糺の森でマイナスイオンを。蒸し暑い日中は美術館、博物館、文博など。虎屋菓寮をはじめとする京都を感じられるcafeで避暑。夕方予約してある「西角」さんで京料理に舌鼓。(ここ大事)そのあと祇園囃子を聞きがてら鉾町をそぞろ歩き。ええ一日やわ。   ただ西角さんが鉾町にないのがミソ。(笑)

7月10日。

クッサイ言葉で言うとマイブーム。画像コンプレパンを焼かはる「はんな」さん。抜群に美味しいパンたべさせてくれはることに加え、お店が驚く近さにあること、気楽であること、比較的早い時間から営業なさってること、などが理由。こちらのパンは全部今のところ女性ひとりですべての工程をこなしてられる。焼いてはる人の顔が見えるのも安心でなんかいいし。何よりすごいのは自家培養天然酵母とお話できること。気温がどうの湿度がどうのとなると酵母たちと話ができるのは必須、研究に研究を重ね経験を積まれたことは想像に容易い。そしてこのパン姉さん、美味しいパンを焼く為にそのすべての工程に手を抜かない。当たり前のことなんやろけど、どうかすると楽な方に楽な方に流されてしまうぼくなんかはその姿勢に影響され刺激されたことは間違いないので。京都中の人々に一人でも多くこのパンの美味しさを知ってもらいたいという広い視野・夢もっておられどうもただもんやない。この並々ならぬへんこなパン姉さんのお店、もうしばらく行ってしまいそう。

7月6日。

♪♪笹の葉さ〜らさら、軒端にゆれる〜♪てなわけで、明日は七夕の節句。織姫と彦星が天の川でひととせにひとたびの逢瀬の契を交わす日。romanticが止まらない。(古っ!)(笑)さて、この梶の葉、平安時代の七夕の日に梶の葉に自分の想いを墨でしたためてお目当ての方にお渡ししたそうな。(あの葵祭の時の雰囲気ね)LINEでシュッて送るのとはわけが違う。あぁ、romanticが止まらない。(もうええて。)軒下の梶の葉飾りで皆様のお幸せをお祈りしたいと思います。宜しくお願い申し上げます。

7月3日。

「シェ・モア」さん。以前烏丸錦で腕を振るわれ少し喧騒を離れた御幸町御池に移られたフレンチ。て言うても移転はもうずいぶん前の話ですけど。言われな判らへんまさに隠れ家。中島シェフの安心・安定のお料理。余裕さえも感じられるお味に軽やかで明るい奥様のサービスでゆったりと頂けて大満足の食事、シェモアさんいいよ、ってお教え頂いた方々のご意見に大きくうなずいた次第でした。その道を極められたシェフは無理をなさらないゆったりの営業形態、今や人生を楽しまれ合間にお仕事をなさってるご様子、いや失礼ごめんなさい、反対、反対。(笑)また別の話、私の存じ上げてる、その道極められてその後充実の日々を送っておられるシェフにミレーユの糸井シェフがいてはります。絶頂期に店をたたまれ、職はフレンチなれど方向転換、今もまた違った方向で腕を振るわれてます。どちらの方も極められた料理人、自らの思うよう日々楽しんでおられるように感じます。まぁ何を持って極めたかどうかっちゅう話ですが、ぼくはいつになったら極められんにゃろか。また一つ歳を重ねても余裕もなく、必死こく毎日。まぁええやん、大きな病気もせず健康で毎日楽しく仕事させてもらえてることは何にも代えがたいことですやん。そういうことにしとこ。

文月七月一日。

文月七月おついたち。祇園祭も吉符入り、今日から様々な行事が始まり京都の夏もいよいよ本番です。4年ぶりの例年通りのお祭り、鉾町やのうてもワクワクします。      画像は全くそれとは関係ありませんが。(笑)established 1957、まだpatisserieなんて言葉どこひっくり返しても出てこなんだ頃、想像するにきっとハイカラなちょっと美味しい洋菓子やさんできたでぇ、てな感じやったんちゃうかなと。私みたいに美味しいもん食べを母にもつええとこのボン(ウソやで)は一度は必ず口にしてるやろう欧風堂さんのワッフル。素材やお味、作り方なんかは時代とともに改良されてるでしょうが、変わらぬスタイル、フワッフワッの生地にたっぷりのカスタード、今やもっと凝った極めて美味しいケーキはそこら中にあると思いますが、やっぱりこのシンプルで歴史の味までしそうなフワッフワッフル好きです。カスタードの海で泳ぎたいと思った原点はこの洋菓子やったに違いない。(笑)長年同じスタイルのものを作り今だ人気商品であり続けることの素晴らしさ、難しさ、なかなかできることやない、流石です。京都に欧風堂さんあり、です。

6月29日。

「これこれ、そこのトらやん、6月の30日には京都では水無月食べんの知ってなさるか?」「御隠居はん、へ?その日に水無月食べますの?知りまへんどした。」「暑い夏に涼を呼ぶ言うて、氷に見立てた和菓子、これ食べてあとの半年の無病息災を御願いしますのや。」「そうでしたんですかいな、ほなわてすぐ買いに行ってきますわ」「これこれ、そう慌てないな。今日と明日、西角さんのコースには最後に水無月がつく言う話ですがな。」「そらありがたいでんなぁ。そやけど、西角さんていつも最後はわらび餅、水無月やったらお客さん怒らはんのちゃいますのん?」「それやったら大丈夫。水無月だけに”皆好き”言うて。」お後はよろしいようで。

6月28日。

東海道五十三次の終点、京の入口、三条大橋。欄干の取替工事が進んでます。真新しい木製が何とも美しい。擬宝珠のある欄干の橋が何とも京都らしく、秀吉の時代からあるらしい。近辺は変われどそこに橋はあり、前回の取替時にはまだ京阪電車は三条が終点、きっと三条京阪が歩道橋だらけやった頃やとうろ覚え。変わらないのは御所にご挨拶なさる高山彦九郎先生の像くらいやないかなぁ。新しい木の香りのしそうな欄干の橋をわたりに京の都へお越し下さいませ。

6月26日。

鱧おとし。瀬戸内の鱧は梅雨の雨水を吸うて美味しなるといいますが、鱧祭を前にしてだんだん脂も含めて良うなってきました。落とし、氷で締めても温かいままでもフワッフワでしっとりと美味しく召し上がって頂けます。京都の夏の味覚です。と、それはいいのですが、どうも高値で落ち着いたまま、相場が変わってきたように思います。コロナの影響、燃料費の高騰、中国の介入、いろんなことがあるようです。なんとなくですが、魚全体の値段が底上げ傾向にあるようにも感じます。一次産業の漁師さんにも当然種々値上げの波は来てるわけで当然の悪循環です。われわれの頭にあるこれまで通りの思い込み値段も刷り直さなあかん時期に来てるようです。ええ話やないなぁ。まぁ、鱧の美味しさは例年通りなので、食を通して季節を、京都を、気楽に楽しみましょ。

6月24日。

暫くの間、改装してられた石段下いづ重さん、新しい店舗で営業、鯖寿司頂いてきました。鯖寿司も千差万別、鯖の脂、塩加減、酢の締め方、すし飯の量、すし酢の味、好みはかなり別れます。個人的に割とこちらのん好きかな。相変わらずの繁盛店、ひとりでフラッといったので相席。全然オッケーですが対面には30代くらいの欧米人。ん~~。😅全く日本語は✖なよう、物静かで礼儀正しくお行儀よく食べてらっしゃる。そこらの品のないおばちゃんよりはよっぽどよかったですけど、あんまり鯖寿司食べたぁ、って気にはならんかったです。(笑)そやけど、時代の流れ、今頃何言うとんねん、て言われるやろけど、八坂さんとか大谷さんお参りした帰りにちょっと鯖寿司でも食べて帰りまひょか、ここ美味しおっせ、ってフラッと立ち寄れるお店やったしこの日も召し上がってる方に京都弁は聞こえなんだように思う。錦市場はじめ、古き良き京都の情緒、風情ってのが薄れ消えかけてるように思います。何がいいとかやなくて。ノスタルジックな懐古主義で済ましていいものなのかどうだか。昨今の時代に馴染んでいかなしかたないのかな、対面が外人さんでもね。(笑)

6月23日。

今、鮎塩焼きです。先日お伺いしたとこでも頂きました。季節を感じるほろ苦さもなくてはならない美味しさです。   宣伝(笑)。西角では小ぶりの鮎泳がしてます。注文お受けしてから焼きます。小ぶりなので中骨を抜くとか面倒なことはなし、頭から全部楽しめます。焼いてて自分で食べたいと思ったりします。(あかんやん)。ご予約お待ち致しております。やて。

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