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10月22日。

お江戸の粋人に頂戴致しました。おかきももはやここまでくると芸術品、一枚目を抜き出すのにかなりためらいます。一枚一枚パリッパリの海苔が巻いてあってもちろん美味。お江戸といえばすしに天ぷら、うなぎに蕎麦、そして煎餅。以前にも書きましたが頑固な親父が丁寧に焼いてるのが目に浮かぶ。もうそんな時代やないですが東京・九段のさかぐちさん。私みたいな田舎モンには「東京・ 九段」と聞いただけでなんやチャキチャキの江戸弁が聞こえてきそうで。「湿っけるめぇに食べなきゃだめだょ!手間暇かけて作ってくれてんだからさぁ。」「へぇへぇ、あんじょう包み直してから、熱いおぶ淹れまっさかい、ちょっと待っとおくれやすぅ。」東男に京女、おかきを囲む団らんの巻。

10月20日。

秋らしい気候になってきました。紅葉🍁が始まり人があふれる前にちょっと大原の里散策。三千院に寂光院、勝林院にKULMさん、ん?どちらが目的かはさておき何回訪れてもやっぱりのんびり静かでええとこです。画像はKULMさんのプリンのようなチーズケーキ。😋😋😋これ美味しい。コーヒーとでホッコリ。大原の小径、小川のほとりといった抜群のロケーションに建つコンパクトで可能な限りのオープンエアなお店。好きやわぁ。ゴチャゴチャしてんとシンプルで。こんなとこで丁寧な仕事してみたいなぁ、素材寄り、滋味あふれる素朴なお味、、、いやいややめとこやめとこ、たまに来て心に風通しに来んのが一番やって。ね。久しぶりの三千院の阿弥陀三尊像はいつも優しく迎えてくれはるし寂光院の建礼院門徳子さまも穏やかで心落ち着きます。♪京都〜大原三千院♪恋に疲れたおんながひとり〜♪永六輔。こんなん口ずさむのももう我々が最後の世代かなぁ。

10月18日。

寝ても覚めても團十郎!何がなんでも成田屋贔屓!ってことはないんですが初心者🔰はとりあえず歌舞伎十八番は見とかなアカンやろ、と。結局、襲名披露4年秋の歌舞伎座、5年暮れの南座、で今回6年秋の松竹座、と観劇させていただきました。今回はやはり連獅子お目当て。歌舞伎座の頃とは随分お兄さんになられた勸玄「くん」、もとい、新之助「さん」、がんばっておられました。心が動いたのは團十郎さんの視線、所作。それは子を見守る親獅子のものではなく、どこまでも優しく温かい團十郎さん自身のもの、と僕は感じました。毛振り、終盤テンポ良く盛り上がりますが、この日は子を想う父の心がより一層入ってたようにも感じました。子を持つ親としての自分の立場とリンクして見えてたんかな。素敵な舞台でした。九團次さん、幸四郎さんもよかったし、鴈治郎はんもいつものようにお上手で楽しかったし。いい夜でした。

お願い//松竹様、関西でのお舞台、もうちょっとだけ増やしてくださいませ!

10月16日。

連休中は秋晴れ続きでしたが昨日は曇り空、ですが夜は雲が取れてきれいな十三夜のお月さんが京の街を照らしてました。

9月の中秋の名月、十五夜が芋名月と言われるのに対し、昨日十三夜は栗が美味しくなる時分ということで栗名月と言われます。

てことで。「馳走あい田」さんのコースのごはんもんのチョイスは栗ごはんを選びました。土鍋の炊きたてごはんには秋の香りの栗がゴロゴロ。行事ごはんはやっぱり頂きたい。美味しく頂戴致しました。丁寧なお仕事が随所に。あらゆるものが値上がりしコースが25000円、30000円が普通になってきた昨今、比較的リーズナブルなコース設定はありがたい。西角も10000円、12000円はキープ、がんばっていきたいと思ってます。何卒宜しくお願い申し上げます。

10月13日。

「松茸の相寄る傘に山雨急」 秋元不死男

山雨にはほど遠い、これぞ秋晴れ、っていう天気。あっという間に秋本番。秋の食材も勢揃い、松茸、かます、銀杏、紫ずきん、天然舞茸、そして栗。連休中日、お出かけのお帰りにいかがでしょうか。天高く馬も私も止めどなく肥える秋。😂美味しいもんたんと食べとおくれやす。😋😋😋心よりお待ち申し上げます。🙇

10月11日。

お店で使う食器、特に作家さん至上主義でもない(正しくは至上主義でありたいけど経費が追いつかない!🤣)ですけど高島屋美術画廊にて「鈴木玄太ガラス展」寄せてもらいました。外食時、これいいなぁ、素敵やなぁって感じるガラス食器、グラス、その都度お店の方に尋ねると皆さん口を揃えて「玄太さんの」と言われる。それも鈴木先生の、とかでなく、皆さん「玄太さんの」って。距離が近い。そんなこともありいろんな思いで。あちこちのお店で感じたときと同じ、どれもこれもガラスという冷たい素材でありながら色気のある曲線美がこれ以上ない温かさを生み感じさせ、素晴らしい作品ばかり、こんなん作品やのうて美術品やん、て思うのもありました。素敵、欲しいのばっかり。でもね、ぼくの料理では駒不足、作家さんの思いに追いついていかないかも、って思ったりもしました。ま、器が料理を育てる時もあるけどね。「これとこれと、あ、あれも頂きます。」何も気にせずいつか言うてみたい。いつになるこっちゃら。😂

10月10日。

今年は残暑が厳し過ぎて、こんなに過ごしやすい日を忘れかけてました。10月10日の秋晴れ。☀

昨日は山歩き、御池岳・鈴北岳でした。無音・風の音・マイナスイオン・お日さん、そして遮るもんのない景色。たったそれだけの贅沢な時間。頭ん中と身体が素(すぅ)になります。また明日からがんばろと思えます。人よりちょっとだけ鈍臭く方向音痴な私、山歩きもGPSがなかったら迷てしまう。なんかちゃうよなーと思いながら山中でも携帯をちらちら。まぁええわ、新聞載るよりマシやわ。頂上では、いつTVの取材言うて来はってもええように練習しときました、「ここがぼくのアナザースカイ!」ってね。。🤣🤣🤣アホなこと考えながらのチンタラ・ブラッシュアップ・トレイルでした。

10月7日。

ちりめん山椒。京都のお土産に重宝されることも多く、これもやはり海の遠い京都、山に囲まれた京都の保存食のひとつということがルーツなんでしょうか。お料理屋さんで、珍味屋さんで、そして御家庭でも、今やポピュラーな一品。でもお味や風味も千差万別。薄い色、濃色、おジャコも小さいのから粗いの、よく乾いたの、しっとりしたの、と炊き上がりはいろいろ。お好みで選ぶしかありませんよね。ちなみに〜グラム〜円、みたいなのも目安でしかないです。よく乾かしたものは重さは乗らないですし、「あんまり入ってへんのにえらい高こおすなぁ」てなことになりかねませんしね。

ちなみに西角のちりめん山椒は角のない穏やかなお味に仕上げてます。キリッとしたのがお好みの方には少々物足りないかも。おじゃこは細いめ、焚くときは、おじゃこ一匹一匹のお腹を潰さんように心がけ丁寧に炊き上げます。コースの白ごはんには少しお付けしてます。お持ち帰りもまたおよろしかったらお声がけくださいませ。

小さいときから母の焚くこれがあれば何杯でも白ごはん食べて(笑)、、、そら、デブになるわな。🤣🐷🤣🐷

10月4日。

休みの日の夕食が外食となると北の方のお店になることが多い。けどとてもいい評判なので行ってみたく、京都駅まで市バス205で。利便性もいい八条口でコンパクトなお店、ご主人も感じいいし、ホールの女性も完璧なサービス、お料理もさすがどれも美味しく間違いなく繁盛店でした。お料理はアラカルトで。お献立には値段も入ってて我々貧乏人は安心してオーダーでき嬉しかったりしますが、おねえちゃん連れたはる殿方とかには反対にどうなんやろか、これ永遠の課題。こちらのお店は二回転、予め2時間のお約束、残り30分くらいの時に、ラストオーダーです、ごはんもんなどいかがですか、となる。よく言われるコース料理の一斉スタート、決められた時間内のアラカルト料理、お店のペースにみごとにはまる。献立の値入と同様、正解とかはないと思うし、どちらがええとかアカンとかやなくて、自分で自分に合った店に行くのがええにゃろね。何やかんや言うても、よかったなぁが感想。また寄せていただきたいお店「燕en」さんでした。

10月2日。

神無月十月。秋です。この季節になると必ず食べたなる栗蒸し羊羹。和栗と羊羹、そのそれぞれのお味、硬さ、もっちり感、そのバランス、もう至福。(笑)亀末廣さんの「竹裡」。(包丁の入れ方下手くそやな。画像見てびっくり、恥ずかしい。)重厚で趣があり老舗の風格のある店構え。「上菓子のこと、よう知らぁらへん人は暖簾くぐらんといておくれやすな」て言われてるよう、に思いますが全くそんなことはなく。あんじょう丁寧にしてくれはります。この上なく上品な甘さ。秋のうちにもう一回食べれるやろか。。。

栗、言うたら栗蒸し羊羹だけちゃいますしね。忘れてはいけない西角の「丹波蒸し」。上品な栗の甘さに銀餡、この秋のうちに是非。暖簾もくぐりやすいし敷居もひくいし。🤣ひひひ。

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