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8月5日。

いろんなお店行って食べるのが好きで、行けば勉強になるし、刺激にもなり、、、ですが、SNSにはあくまで「西角さんの料理て、こんなやつが作ってんのか」って人となりをわかってもらってよりお料理が楽しめればという思い、と僕自身の備忘録と近況をお伝えするためで、特にグルメブロガーでもないし、食レポしてるわけでもありません。こんなとこ行って食べましたーっ!ってことでご理解いただければと。アホちゃうか、こいつ、と笑い飛ばしといて下さいませ。(笑)てことで、早速ですが、先日の朝パン!荒神口の「MARTIN」さん。クロックムッシュ、美味しかったぁ。朝からペロッといってしまいました。太んゾって?おデブさんはカロリー高いのんを知らず知らずに選んでしまう性なんです。(笑)さておき、こちらの場所、以前はhohoemiさん、LANDさんと立て続けに超繁盛店のあった場所。こちらもきっと流行るんやろなぁとか思いながら。逆に店側として、繁盛せんかったらあかんやんていうプレッシャーもあるんやろか、とかいらんこと考えながら食べてました。鴨川のすぐそば、やっぱりええ場所ですよね。次回はパンケーキセット食べよ。もう次のこと考えとんのかい!って?(笑)

葉月八月一日。

八朔。芸・舞妓さんたちが普段からお世話になってるお師匠さんに「よろしゅうお頼申しますぅ」と感謝のご挨拶をする日。ここ暫く殺人的な暑さが続いてる京都、黒紋付きはちと気の毒。まぁ、毎年のことですけど。           画像、鮑(あわび)。年中見かけるちゅや見かけますが、旬は夏。今美味しいです。伊勢・和具の貝は最高に美味。コリコリとした食感も楽しめるお造りも美味しいですが、ぼく個人的にはさっと火を通したりするとさらに美味しく好みになります。西角の「揚げあわび」、お勧めの一品。是非一度。

7月30日。

「お登りやすぅ」「お下りやすぅ」掛け合う挨拶も汗にまみれて。火伏せの神を祀る愛宕さん、7月31日から8月1日にかけてお参りすると千日の御利益があるとされてます。休みの日の都合でちょいと早めにお参りしてきました(この暑いのに!)。いくつかある参拝ルート、今回は初めて水尾の里からのアタック、水尾の里が静かで素敵な集落なのに感動、でもこんなとこまで欧米人がいっぱいなのに動揺。千日のご利益やから約3年に一度のお参りでええんですが、最近は毎年この時期にお参りさせていただいてます。自分の中での体力測定を兼ねて。今年も何事もなくお参りさせて頂き胸をなでおろし思わず笑顔、足も笑ろてますが。また来年も何事もなく登ってお参りできますように。明日の夜からお参りされる方、夜中でもどうぞ熱中症にお気をつけてお参り下さいませ。さぁて、さらのきれいな御札に張り合えよーっと。

7月28日。

我々の子供の頃は、とか言う話したら笑われんにゃろけど、夏休みは31度とか32度で、たまに35度とか36度と聞くとひぇ〜言うてひっくり返ってたように思いますが、ここ暫く連日の38度、下手すりゃ40度何て珍しくない昨今の気温。どやさ。ただでさえ熱の篭りやすい調理場、火の熱、外気と相まってヘロヘロになって仕事してます。カウンター越し、私が不穏な動きをしてたり、意味不明なことを申してましたら、こいつ、ついに暑さでイカれてもたと流しといてください。(笑)こんなときやからこその画像アップ。pic.1は「京都珈道さん」のエスプレッソかき氷。昨今流行りの溶け落ちそうなデカイのやなく大人サイズ。氷もシャリ感があり甘さも程よく。何がええ言うてこちら、珈琲に軸足をおいてはるお店、店内は珈琲のいい香りで満たされてて行列のできるお店とは一線を画す落ち着き。外はうだる暑さ、エアコンが効き、ブラジル音楽、ボサノヴァでも流れてたらそれだけで汗が引きます。pic.2は王道中の王道。「いせはん」さんの宇治金時。こちらは小豆が絶品、抹茶もいい香り。問答無用。いせはんさんにしてもパンのハンナさんにしても出町にはコンパクトながら見過ごせないハイレベルな店が点在、あなどれん地域です。言うとくけど西角さんも出町地区ですしね。(笑)見過ごさんといてね。

7月26日。

蒸し暑い猛暑の一日。夜になっても暑さは引かず。冷たい御手洗川の流れに足を浸けて。下鴨神社「足つけ神事」。御手洗川にて献灯、暑い夏を乗り切り無病息災を祈ります。少しは体温も下がり帰り道は夜風に吹かれて。あとは土用の丑の日に「う」のつく食べ物、うり、うどん、梅、うなぎなど食べて今年の夏もバテずに健康でのりきりましょ。足つけ神事は7月30日まで。京都の夏の風物詩。

7月24日。

今日24日は祇園祭後祭。猛暑の中、山鉾巡行に携わられた方々お疲れ様です。そして夕方からの還幸祭。輿丁の皆様どうぞご無理なさいませんよう楽しんで下さいませ。さて昨夜の話、お客様もちょうど早めに帰られて、たまには店を早じまい。チャッチャッと浴衣に着替えて後祭宵山へ。7月1日に始まった祇園祭、神輿洗い、曳き初め、宵山、山鉾巡行、神輿渡御、、、いろいろ見どころはありますが、後祭の宵山がしっとり落ち着いててお囃子を聞きながらのそぞろ歩きが大好きです。そしてそのあと続いて日和神楽まで。夜風も心地よく今年も祇園祭に浸れた思いでした。あとは今晩八坂さんの境内での神輿、そのあとの素戔嗚命が神輿から神社に戻られる儀式が見られたら最高なんやけどな。仕事やし仕事。(笑)京都の夏はもうしばらく続きます。

7月23日。

観劇のお楽しみの一つに幕間弁当があります。文字通り演目と演目の間の休憩時間に座席で頂くお弁当。そんなんコンビニのおにぎりでええやん、って?この場面、食べんほうがマシ。ぼくにとってはケやなくハレの日、毎回色々楽しめればと思ってます。で、「白」さんの「鱧市松」。お値段もお値段なのでそう期待もしてませんでしたが、パッケージも体裁よく、わくわくさせてくれる気持ちも合わせ十分楽しめました。量的にはまさにむしやしないですが、逆にそこがかわいく、見た目だけやなく仕事もしてありました。この白さん、他のおもたせもセンスいいし、館も素敵。さすがにやるなぁ、わっか九つ!これは自分だけの感じ方ですが、”京都”は何事も気持ちひかえめ、そして上品である事のような気がしてます。そのそれぞれが非常に微妙で、行き過ぎてもたらなんでもあかん、えずくろしなったりピントがぼけたり。まさにその方のセンスであると思います。偉そうな事言うて、おまえどやねん、でしょ?ですよね、すんません。でもね、ある程度までは勉強や努力で近づけることはできるやろけど、このセンスっちゅやつだけは持って生まれたもん、育った環境があるわけで。まぁ、ずいぶんと反れましたがお弁当のチョイスも楽しいやん、てことでした。次のときは何食べよ。(笑)

7月19日。

「松嶋屋ーっ!」やっぱりええわ、大向うさんの声がいくつも重なり飛び交う。久しぶりの関西歌舞伎を愛する会でした。仁左衛門丈の「俊寛」。以前にも観てる演目でしたがこれ以上の俊寛はもう味んえんやろなぁときっと誰もがそう感じてはると勝手に思ってました。もともと歌舞伎ってそうなんやろうと思いますが、台詞回しはもちろんのこと、体の動き、手、指の先までの細やかな動き、表情、眼力、でその演じる役どころの表現、もう俊寛の心の孤独と悲哀を行き交う動き、細やかな機微が、私みたいな初心者にも響く響く。自ずと近松作品に引き込まれ涙してしまう。あ〜よかったぁ。その表情まで感じさせてもらえるええ席で観させて頂いたのも感動を後押し、ええ一日になりました。ただひとつだけ。個人的に歌舞伎鑑賞+着物はセットで楽しむ、やったんですが、あいにくの雨予報に断念、結局雨に会わへんかったんですけどね。偶然、席のお隣さんがキレイどころやったので少々残念どした。(笑)関係ないやん、て?確かに。

7月17日。

祇園祭のこと。        炎天下山鉾の巡行。京の大路を何基もの山鉾が行き、まさに町衆の心意気の賜物。素晴らしい限り。地域の商屋さんには幔幕、高張り提灯、街を上げての盛り上がり、ほんまにええもんです。この山鉾巡行も祇園祭のハイライト、素戔嗚命が地域を巡られる神輿渡御の露払いに過ぎないからこのお祭りの素晴らしさ推して知るべし、ぼくら京都に住む人間も素直に楽しませて頂けありがたいことです。お祭りに関わられてる大勢の方々お疲れ様です、心より感謝申し上げます。それにしても、毎年思う叶わぬ願い、祇園囃子を奏でながら鉾の上からの京の景色を見てみたい!来世は必ず鉾町の呉服屋のボンボンに生まれ子供の時からお囃子を稽古して、大人になったら7月は毎日浴衣着て過ごす若旦さんになったんねん。「今日も暑おすなぁ」団扇パタパタさせて。(笑)叶わぬ願い、無いもんねだり。今年も祇園祭に思う。

7月15日。

京都の夏を彩る「おナス」たち。右奥が普通のおナス。手前のが京都伝統野の山科茄子。左奥のがご存知、上賀茂産の賀茂茄子。で、写真撮った人がボケなすと揶揄され、文章打ち込んでる人がおたんこナスと失笑されてます。(注どちらも私。(笑)私以外のどのおナスも田楽や揚げ出汁で舌鼓、山科は焼き茄子やお漬物も。決めの細かさ、身の詰まりではやっぱり賀茂茄子かな。ナスのくせにタコと呼ばれるのは私だけ。私以外、どれもご家庭からお料理屋さんまで京都の夏には欠かせない食材です。あっつい一日、食卓にキュッと冷えた鱧おとしに焼き茄子、あと、鮎の焼いたんでもあれば言うことなしです。もうお判りかと思いますが、どれも西角にて召し上がって頂けます。ははは。

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