Home > 西角 ブログ > 未分類

6月28日。

「こないだ年が明けた言うておめでとうさん、お雑煮食べよ、言うてたとこやのに、もう一年の半分過ぎたて、かないまへんなぁ。なんや京都では水無月いうおまん食べて残り半年、無病息災をお願いしますにゃて。その水無月の小話ちょこっと。去年のおんなじようなこと言うとんなぁてお叱りのございませんように。」

チョン!

「これこれ、そこのトらやん、京都では6月の30日には水無月食べんの知ってなさるか?」「御隠居はん、へ?その日に水無月食べますの?知りまへんどした。」「暑い夏に涼を呼ぶ言うて、氷に見立てた和菓子、これ食べてあとの半年の無病息災を御願いしますのや。」「そうでしたんですかいな、ほなわてすぐ買いに行ってきますわ」「これこれ、そう慌てないな。この月末は西角さんのコースには最後に水無月がつく言う話ですがな。」「そらありがたいでんなぁ。そやけど、西角さんていつも最後はわらび餅て決まってますやん、水無月やったらお客さん怒らはんのちゃいますのん?」「それやったら大丈夫。水無月だけに”皆好き”言うて。」

てなことで、この週末のコースの最後にはお客様の無病息災を願い少し水無月を召し上がっていただきます。

“この週末はご家族揃ってお近くの西角へ。。。西角は一軒しかあらへんて。”

6月26日。

「壇浦兜軍記 阿古屋」南座・千穐楽でした。一度は直に観ときたいお舞台、お知り合いのお声がけでありがたく。静かに静かに進むストーリー、関西歌舞伎のようなしっとり過ぎる感もなく、カラッとした空気感で芸事の深みを感じられるお舞台、実際にお役で舞台に立たれた時の坂東玉三郎・大和屋さんのオーラには正直驚きました。大和屋さん、うちの母も大好きでした。久しぶりの歌舞伎の舞台に大満足の一日でした。あー楽しかった。

6月25日。その2。

オッチャンもいっしょや!それそれ!

星に願いを。。。

6月25日。

せわしないこと言うようですが、あと1週間で今年も折り返し、半年が過ぎようとしてます。何なんこの速さは。時の流れる速さと年齢は反比例するらしいしね。かなんわー。

ぼちぼちあちこちの神社で茅の輪くぐり神事の用意が。今年前半戦のけがれを落として後半戦も清き心でがんばらんと。健康で何事もない穏やかな日々を過ごせますように。🙏

6月24日。

早朝6時に携帯が鳴る。普通なら「何時や思てんねん!アホ!ボケ!」と丁重にお切りするところですが、「今ちゃん、元気〜?出町柳の駅におるけん」。この方だけは何をおいてもお会いしたいのですぐに飛んで行く。元気をもらいに。

その昔、料理の世界の丁稚に大卒がまだまだ珍しかった頃、何一つわかってない阿呆ぼんを、温かく時に厳しく何から何まで面倒見てくださったのがこの先輩。先輩が煮方(調理場で煮炊きもん担当)の時にワキ(かっこよく言えば助手、何もわかってないから小間使い)につけさせてもらい一から十まで教わった。今は料理を離れてられるが、この方の考え方の物差しがとにかく大きく、地に足をつけたカッコつけない自分の世界をお持ちのおおらかな生き様は周りの人間を惹きつけてやまない。寮生活も同部屋でまさに同じ釜の飯を食った同士でもあり。昨今の若い方々は自分の時間も大切にして上下のお付き合いも気薄という話もチラホラ、どっちがどうとかわかりませんが、早朝6時の電話でも飛んで行きたくなる絆はできる。🤣🤣🤣立ち話、15分ほど道端で喋りお互いの用事、仕事に戻る。先輩の笑顔に3年分くらいの元気を貰う。空き時間であれ何であれ、思い出して頂き連絡もらえるのはほんとに嬉しい限り。しゃべりたらんから仕事の段取りつけてからまた連絡したのは言うまでもない。

6月22日。

京都も梅雨入りしましたね。暑く天気の良い日が続いてましたが、農作物はじめいろんなことに暦通りの天候で、と思うわけで。しばらく雨模様が続きそうです。

というわけで夏野菜のすこぶる美味しい季節です。トマトにきゅうり、賀茂茄子、とうもろこしに万願寺甘唐、一回り小さいのが鷹峯とうがらし。他に枝豆やダツ、冬瓜などなど。鷹峯はじめ上賀茂、舞鶴、静岡などからよりすぐりを仕入れます。冷たくあっさり、炊いて葛を引いて、天ぷらにして、焼いて。。。あぁ美味し。「適度な運動に加えて、野菜を多く摂るようにしましょう、ねっ」。て言われてるお父さん!お野菜を!て、自分のことか…😂🤣😁わかってますよー、っだ!

6月20日。

明日は夏至。7時とかでもまだ明るいもんね。夏やね。

先日、貴船の大人のオープンエアで避暑、みたいなこと投函し、トップシーズンでは何十年かぶりにフラっと歩いてきました。まぁそんなん当たり前やろ、って言われますが、何十年も前の情緒ある貴船はすっかり変わってしまい大勢の人が押し寄せる観光地となってました。一部ですが川床はカフェと化しスイーツで。何度も言いますがそれでええんで、時代の流れであると思います。敷居が低くなりお若い方や海外の方々も山あいを流れる清流にでた床で過ごす心地よい時を感じていただければ。浴衣で行ってたらと下手すりゃ中国語のメニューが出てきそう。(笑)昔われわれの年代の過ごしたこの上なく静かで聞こえてくるのは川の流れる音、足をつけると飛び上がるほど冷たく、片隅にその流れでスイカとか冷やしてあって寒いくらいの涼しさを感じた情緒ある貴船はとっくに昔話、僕の頭が事代錯誤してたようでした。錦だってそやもんね。観光都市京都で経済も成り立ってるんやしそれでええとは思いますが、一昔前の京都はなくなってきたのかな、正直、淋しさもなくはないかな。

6月17日。

どこのお店の何か、画像見ただけでもわかるくらい有名になっちゃってますね。「リストランテのろ」さんのメンチカツ。久しぶりにいただきましたがやっぱりあっさり、コテコテしてない。ごはんやパンなしでもええ感じ。「何言うてんねん、この手のソースは濃い目が美味しいねん」て方々も。この辺は意見が分かれるところかと。

ご主人は長いカウンターのほぼ中央辺りに立たれお仕事されてます。印象的やったのは手を動かされてる途中でも若い子にまかせ予約の電話なりを全部自分でとってられたこと。電話対応は大切ですしね。特に初めて寄せて頂くお店は情報の有無があるなしに関わらず様子が見えない。電話のお相手だけのファーストインプレッションのみ。ぼくの場合、ここで印象悪いとその後全てに「?」がついてしまいますし、反対に印象がいいと全てプラスよりになります。もちろんすべてにいい感じでした。お店はお味、お値段も当然ありますが、ぼくにとっては「人とサービス」、すっごいポイント高し、です。

6月14日。その2.

先日、大切な友人が逝きました。不治の病、長い闘病生活、奇跡の起きることの望み叶わず、でした。始終声を荒げることなく穏やかで温かく周りのみんなから愛される人でした。しょっちゅう連絡しあうような感じではありませんでしたが、連絡すればすぐにご飯食べの予定なんて決まるような感じで、もう1週間も過ぎようとしてますが、まだ引きずってます。歳がおないていうジャブも効いてます。ご冥福お祈りいたします、なんて言葉では片付けられない思いです。

お葬式から帰って黒い服をハンガーに掛け。思えば黒い服の出番はネクタイの色は違えど先輩方の結婚式に始まり、同級生の結婚、その後そのご家族のお葬式、そして自分の両親を送り、、、いよいよ同い歳のお葬式までになったかと。。。

申し訳ないですが、まだまだ元気一杯でがんばらしてもらいます。まだまだ楽しいことして笑います。まだまだいっぱい美味しいもん食べます。ずっとずっと先にそっち行った時、美味しいもん話できるよう仕込んどきます。ほなね。

6月14日。

暑おす。猛暑日どす。梅雨もまだどんねぇ。どないなりますんやろ。。。こういう日のごはんは、鱧落としに鮎塩焼き、ずいきのたいたん葛引いてほっこり、〆はすだちそばでどないですやろ。あっさりとよろしおす。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

Home > 西角 ブログ > 未分類

ページトップへ戻る

最新のコメント
カテゴリー
アーカイブ
Search
Feeds