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水無月六月お朔日。

先日頂いたロールケーキ。ケーキと生クリームのバランスが絶妙で、甘すぎない。あっさり。昨今の流れとは違う昔からあるような至ってシンプルなケーキ。美味しい。一切れなんか「ペロッ」や。やめときゃいいのにもう一切れも「ペロッ」。ぼくには大変危険なロールケーキ、「キフネ・ベーカリー」さんの。こちらのパン屋さん、ずっと行きたかったのに行けず仕舞い。こちらは月曜日・火曜日・水曜日がお休み。パン屋さんの週休3日はだんだんスタンダードになってきた感あり。仕込みの都合と働き方改革かな?ちょっと羨ましい。我々のような弱小個人料理店はまだまだこうはいかない、下手すりゃ、やめはったんやな、って思われてしまう。先代なんかは経済成長の折、決められた営業時間なんてあってないような印象。お得意様に定休日にやってと頼まれりゃやってたし、店閉めてから玄関叩かれ一杯だけ飲ましてに応じてたような記憶。今とはかけ離れた時代。どちらがいいとか悪いとか、てか世の中、スタンダードの基準がいろんなとこで少しずつかわってきてます。

5月30日。

東京おひるごはん。とりあえず今は話題のここやろと。南青山・中華風家庭料理「ふーみん」さん。映画のチラシのふーみんママの笑顔を見てこの方の作られるお料理なら食べてみたい!美味しいに違いない!と思ったから。すでに引退はされてますが、店内は彼女の持つ温かい空気で今も満たされ、大勢のお客様でその忙しさにも関わらず、優しい空気に包まれてゆったりお食事できました。油っぽくなくあっさり美味しい、皆さんテキパキと動かれてるけど雑じゃない、丁寧、もちろんお手頃。東京にお住いの方、何人かにこちらのお話したらみなさんご存じで口を揃えて美味しい、間違いないと。西角も皆さんにそう言うてもらえるような店にせんとあかんね。がんばろ。行ってよかった。映画は明日封切り、観に行かな。

5月28日。

魚の積み下ろしやなんやかや、久しぶりにずぶ濡れになりました。市場からの帰り道、雨降りの御池通、紫陽花が映えます。御池ブルーって言うらしい。なるほど、きれい。そしてもうすぐ梅雨入りかな。「梅雨」「紫陽花」「蛍」「蛍袋」…また季節が一つ進んだようです。

5月27日。

今年もこの季節がやってきてます。はぁ。実山椒の枝取り。この作業はごまかせない手作業。はぁ。大げさでなく一つ一つ根元から外していくしかない。はぁ。指先も痛なるけどただひたすら。はぁ。ホシザキさん、フクシマさん、ダイワさん、山椒の実自動枝取り器開発してくださいな。売れますよ〜。って冷蔵庫やさんに言うてもしゃあないか…。はぁ。

5月26日。

東京出張。目的のひとつ、日本一のおとうふやさん。画像、はしゃいでる男のおとなり、仕事着のままかよ、っと文句言っておられる御人、江戸の粋を地で行くような御方、こちらにとうふを作らすと日本一の美味しいとうふをこしらえはります。初めて頂いたときはそのまま何もつけずに「美味しいっ!」って。大豆の香りもしてお味も濃い。これだけ極められてるのに新しい商品への探求は常に続けられて、その姿勢、お手本でもあります。極められてるからこその、大真面目な持ち帰り袋、素敵です。ただ一つ残念なのは京都からでは、「すぐ食べたいし一丁だけ持ち帰り!」ができないこと。まぁ、こちらのこの場所にあるのがまたええんやけど。また遊びに行かせてくださいね、仙波豆富さん。

5月17日。

市内中心部から5分、10分、上賀茂や西賀茂、鷹峯などを歩くとまだまだ畑がいっぱいあり古き良き土の香りのする京都を感じられます。その畑、ぼちぼちあちこちでまるまるとした賀茂茄子が育ってきてます。京都の代表的な伝統野菜のひとつ、極めが細かくキュッとしてて、田楽で揚げ出汁で何をしても味があるので美味しく頂けます。川からは鮎、海からは鱧、畑からは賀茂茄子、美味しい自然からの恵みが夏の到来を告げてきてます。

5月18日。

今日はこれ、輿丁。遊んでばっかり?いえいえ、早朝、中央市場に買いもんも行ったし帰って仕込みもしたし、お昼間にチョロっとだけ輿丁に。夜はちゃんと営業しますし、そこそこに抜けさせてもらってまた仕込み・営業という運び。ニコニコしてますが自分的には完全に不完全燃焼。。。🤣🤣🤣

5月17日。その2.

葵祭後記。14日15日の投函は、NHK大河が「光る君へ」ということもあり面白おかしくアップさせていただきましたが後記はまじめに。ここ何年か続けて路頭の儀、ご奉仕させて頂いておりますが、毎年思うのは沿道で驚くほど大勢の見物されてる方々、その皆様が行列を見て心から楽しんで頂いてるのだかどうだか、と。おそらく長い時間待たれそれだけでクタクタになったり、先日は曇天で良かったけどピーカンやったりすると頭に手ぬぐいおいて見物されてたりで、無理せずできるだけ楽しんで頂きたいと行列の一員ではありますが心からそう思うのです。よく、「長い距離、長時間歩かれてたいへんやったでしょ、お疲れ様でした」とお声がけ頂いたりしますが逆にそんなん言われたら罰が当たりそうで、楽しい一日を過ごさせて頂いたことに大満足であり、他方、お祭りに携わり支えられる多くの方々のご準備・後片付けのご尽力を思うと感謝の気持ちでいっぱいになります。いうてみりゃ、私みたいなもんはほんとにええとこ取りなわけで、朝、体一つ持って行く頃には装束が行列の人数分用意してあり、衣紋方の方に着せていただき、あとは列方に従って歩くだけ。後片付けもせず装束を着替えて帰路に。なので行列を見ようと長時間お待ちの方々やお祭りのご準備される多くの方々に応えるのにはただただ都大路を凛とした姿で威風堂々と背筋を伸ばし平安の人として歩かなければいけないと激しく思うわけです。まぁそんなふうに歩けたかどうだかはさておき、ええとこ取りではありますが、何百年も続く京都の伝統行事に関わらせて頂いたことを心から嬉しく思いお声がけ頂いた方はじめ皆様に感謝いたす次第でございます。どうもありがとうございました。

5月17日。

今日あさイチのお鍋に入ったお出汁。最近あんまり言わへんけど茶柱が立った気分。😆ええ一日になりそうや。😁

5月15日。

おそれながら。。。

どっからどう見ても道長さまやん。。。

ん?あちこちから「あつかましい!」て聞こえてきたゎ。

ほっといて。😁😁😁

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