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10月4日。

  
天然のかんぱち。「しおう」ともよんだりします。まだ小ぶりですが、ぶりよりもしっかりした身、味があって美味しいです。これから冬にかけてもう少し大きくなりますが、けっして大味になることなくますますおいしくなる魚です。本日は淡路からの入荷。

10月3日。

  
秋の美術鑑賞、まずは河井寛次郎展から。京都の近代の陶芸と比較的近い芸術家ではありましたが、これまでゆっくり見たことありませんでした。力強く存在感があるにもかかわらず、どこか優しさを感じるのは釉薬のせい?技法のせい?ひとつにはとどまらない河井ワールドに魅せられました。この冬は東洋陶磁美術館に歴史的名品が勢ぞろいするとのこと、今からワクワクです。

10月2日。

  
少し前の秋晴れ。今日は曇りながら時折日が差すまぁまぁの空模様。でも9月は台風もふくめ雨が大変多く、伴い日照時間がすごく少なかって…。野菜の値段高騰してます。聞くと畑に雨水がすぐにたまってはけず、蒔いた種が育つどころかくさってしまうらしく…。農家の方のご苦労計り知れず。明日からまた台風の影響はでるでしょう。いつものことですが、暑さ寒さ、日照時間、降雨量など気候は普通がなにより…です。

神無月 10月1日。

  
全国の八百万の神が出雲の国にお集まりになられるので、「神無月」。出雲の国では「神在月」。あっというまに10月です。残暑や、秋や、言うてる間に、くもこ入荷です。さっと湯がいてポン酢で。見た目はなんじゃこれって様子ですが、あの濃厚な味わいがたまりません。葛を薄くひいてお吸いもんとかも。

9月30日。

  
月末。昨日の夜からぐっと過ごしやすい気温に。今日は久しぶりの青空です。

天然の舞茸、北海道より入荷。やっぱりええ香りです。中途半端な松茸よりずっと。てんぶら、お塩でどうぞ。

9月29日。

  
いわゆる「赤だし」お料理の最後に白いごはん、お漬物、そして、、、赤だし。ほっこりと落ち着いた締め。

赤だしは若干甘みのある赤みを帯びたなめらかなさくら味噌と、しっかりしたこくのある八丁味噌をブレンドしてます。地方の方の中には京都の人は白味噌のイメージが強いようでお味噌汁は全部白味噌と思ってられる方がおられるようですが、田舎味噌や赤だし味噌を使うことの方が多いです。

9月28日。

  

ぼくみたいな貧乏人の邪魔くさがりは話にならんのですが、、、着物男子にあこがれます。かっこよく着こなしたいと常々思います。「あのお方、センスおへんなぁ。つろくしてしまへんなぁ」って影で京都人に言われることも含めて着物男子になりたいです。普段の生活に余裕がないと和装はなかなかきびしい=そこそこお金も持ってなあかん=余裕のかっこよさもある。以前いつも着物の先輩が、冗談交じりに「おれはパジャマと白衣以外の時は着物や」っていうたはったんを思い出します。ぼくも言うてるばっかりではあかんので、一歩前へ踏みださなと思てます。

9月27日。

  
西角ではお出汁はかつをと昆布でとってます。だし昆布は利尻昆布、礼文島産を使います。かどのない丸いあっさりしたお味のだしがひけます。羅臼産であるとか、日高産であるとか、だし昆布もいろいろありますが、やわらかかったり、しつこかったりとかで、礼文島産がええんやないかと思います。昆布、かつを、そして水…、だしはほんまに奥が深いと思います。まだまだ日々勉強です。

9月26日。

  
鴨川の黄昏時。きれいなとこに身を置くのは気持ちがゆったりしてほっこり。「たそがれ」って響きもなんかしっとり、ほっこりでぼく的には◎。ちなみに「カタワレ時」は朝方。明日も素敵なカタワレ時からのスタートで。きっとええ1日に。( ^_^)/~~~

9月25日。

  
大相撲秋場所は大関・豪栄道が千秋楽を待たずに優勝を決めました。ちゅうてもカンカンに見てるわけでは全くなく、気になるのはいつも優勝力士が羽織袴で報道陣の前で両手に鯛をもってとる記念写真。力士より鯛のほうに目がいきます。さすがによう肥えた鯛やなぁ、とか、これ活?活け締め?とか、あとどないすんにゃろ、しょうもないことを考えてしまいます。ほっといて言う話ですけど。さてさて、西角の白身は、今日はめいちだいを昆布締めにしました。あの鯛より美味いやろ。。。

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