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12月30日。

昨日29日に、お正月用の鴨ロースのお引き取りを終え年内の営業はすべて終わらせていただきました。今年も皆様に大変お世話になり誠にありがとうございました。新年は5日から営業させて頂きます。何卒宜しくお願い申し上げます。昨年あたりからありとあらゆるものの値上げ、それに伴い各飲食店さんの価格設定も上がったりで時代が少し変わったようにも思います。うちでいうと例えば先日までのお持ち帰りの鴨ロースの6500円、ロースの価格、入荷状況や調味料、包装にかかるもの、すべての値上がりを考えると妥当と考えますが、一歩離れて、あの塊が6500円て正直普通に高いと思ったりもします。それでも「お前とこで買うたろ」言うてくれはるお客様には心から感謝しておりますし、その気持ちはこれまで以上に、お正月の食卓に並ぶことを思い描き、集まれたご家族、ご親戚、ご友人の、少しでも幸せな笑顔が増えるようにと心を込めて仕上げること、料金以上に楽しい食事の時間を過ごせていただけたらと、そういった思いを強く強く想うようになりました。コース料金も然り、料金以上の幸せな気持ちを感じていただけるよう心を込めお料理を作りおもてなしをせなあかんと思っております。そんな思いで来年もお料理と向き合います。来年も何卒宜しくお願い申し上げます。

12月27日。

これ見てお江戸の方々はすぐわからはるんやろか、京都の人がふたばさんの豆餅見てる感じ?浅草雷門・亀十さんのどら焼き。よくあるどら焼きとちごて、しっとり感よりもフワッフワ。手作り感満載で美味しい。😋相変わらず一つでは物足りんです。😂京都にいながらお江戸下町の風情を感じられる銘菓。あらっ、またまた僕の気持ちをくすぐるキーワードが。。。ついこないだの「助六由縁江戸桜」でお江戸の香りにグ~ンと引き戻されたばかり。行かんと、はよ行かんと。おかしな野郎ダァ。

12月25日。

「ん〜、しば漬け食べたい」ってCM、昔あったなぁ。ははは。子供の頃、親が忙しい時には「お漬けもんとごはんで食べときぃ!」て言われて子供心に悲しいなったことは何度もあるけど、今やこの上ない贅沢、「はい、喜んで。」ってね。画像は京都三大漬物のひとつ「すぐき」。この季節ちょうど漬け込んであったのが美味しいなる季節。上賀茂特産すぐき菜を塩だけで漬けて乳酸発酵させたもの。細か刻んでお醤油ちとかけて。もう炊きたての白いごはん、何杯でもいけてしまいます。危ないやつ。だんなはんは晩酌しながらおかず食べて、最後にすぐきでしゃらしゃらってお茶漬け食べるとか。いきやなぁ。とにかく千枚漬けと並び冬の京都の食卓にかかせない一品。これにだし巻きとかあったらもぅ最高〜。

12月23日。その2。

南座・顔見世。幕間弁当はいつものようにコンビニはご勘弁、なのでこの日は、当然のように「助六弁当」をつまむ。助六やのに成田屋やのうて中村屋なのは御愛嬌。(笑)

12月23日。

せわしない事この上ない毎日、ですけど、この日だけは他のことはぜんぶ堪忍してもろて。おとこはんもおなごはんも好きなべべ着てちょっとやつして、好きなもん食べて招きの上がる芝居小屋へ。贔屓の役者さんの至芸に眼福を得てゆったり過ごす師走の1日。ことに今年は、お席お手配頂き最高のとこからの観劇、役者さんの指先までの細かな動き、眼力、そして色気まで感じることもございました。何よりその存在感そのものが「圧倒的」、ベタですがまさに圧倒的スターでした。言うてましたようにお席がすぐ前の至近距離、彼の放つオーラを全身で浴びたような「圧倒的」、しかも華のある男前でした。あとひとつ感動したのが初めて大向うさんの掛け声が後ろから自分めがけてステレオで聞こえてくる経験。こりゃ役者さん気持ちええやろなぁって一瞬気持ちは曽我五郎になって舞台中央で仁王立ちになってました。(笑)その師走の京都の風物詩、顔見世興行もいよいよ明日が千秋楽。今年一年もいよいよラストスパート期間になってゆきます。💨💨💨

12月20日。

12月の20日。今年も年の瀬、京の街はキュッとさむなりました。京都のお寿司いうたら鯖寿司が有名ですが、もっと気楽にチャッと食べられる「京ちらし」いうのもあります。刻みの焼き穴子、干瓢なんかを混ぜ込んだすし飯の上に錦糸卵、海鮮、三つ葉なんかを乗せて頂く。寒なったらそれを蒸して温こうしてほくほく頂く。底冷えの京都にぴったりのお寿司「蒸し寿司」。いろんなお寿司屋さんでしたはりますが、うちは昔から寺町の末廣さん。ゆったり、てわけにはいきませんが、昔ながらチャッチャッと食べられて気持ちもお腹もほくほく、ご主人の笑顔もプラスして美味しゅう、あったこういただけました。冬は粕汁と蒸しずし、これに限ります。😋😋😋

12月18日。

シュトーレン。よくご高齢の方が今どきのカタカナ外来単語を使われる時、ちっちゃい「ッ」やのばす「ー」の位置が微妙に違うとこに入り込み、失礼ながら滑稽な単語になってしまうことが多々あります。シュトーレン?シュトレン?シュートレーン?シュートレン?私の場合、自分史の中での登場回数が非常に少なく、恥ずかしながら未だどれが正解だか。あんまりよそで言わんようにしてます。で、はんなさんのシュトーレン。いつもながらの厳選素材、そこかしこのシュトーレンとはひと味もふた味も違う、いやいや別モン。あの砂糖で固められて、これ一枚食べたらどんなけ太んねん、みたいなんとは大違い。甘さ控えめの選りすぐりなのでなんぼ食べても太らない!そんなことはないか。🤣相変わらずの安心の美味しさ、包装もホンモンばっかりで素敵やんかさ。やるやんパン姉さん。もう食べ始めてしもたけど少しずついただことしょう、シュトレン?やったけ?シュートレン?シュトーレンや。きっと来年もおんなじこと言ってると思う。(笑)😂

12月11日。

なぁなぁ大谷くん、ってば。1015億円ってなんぼなん??庶民には天文学的数字でわからんわ。貨幣価値が違うとは言うもんのちょっと前は3億円でわーわー言うてたんやで。ジュラルミンケース何個分とか言うてもろたほうがわかりやすいねんけど。🤣てことで「御料理だんじ」さん。よくお弟子さんなんやろ?って言われたりしますが弟子をとるなんて大それたこと、、、彼は最初から手先が器用でちゃんと味のわかる料理好きな職人さんやと思ってます。先代が第一線を一歩退いたときから仕事一緒にしてました。彼に、これはこうすんてんで、ああしたらあかんで、なんて偉そうなこというてませんし、ほんと手伝ってもらってる感覚でしたが、ありがたいことに彼はぼくの仕事を何から何までずっと見ていてくれてたみたいで、それを吸収し、自分の中でこなして、今まさにしっかり自分のスタイルでやっておられます。久しぶりに寄せてもらいましたが、大変美味しく頂きました。店内は彼の包み込むような優しさに溢れていていい空気感でした。うちで働いてもらってた人が元気でみんなに可愛がってもらってお店をやってられる、ていうのはやはり大変嬉しく誇らしくもあり、逆に見習わんなんこともいっぱいあり、とにかくありがたいことです。こんなことを思ったこともないけど、魚晋の大将も嬉しいておもてくれたはるんかなぁ、って。いやいや、もっとがんばらなあかんで、って聞こえてきそうや。😅 はい。🙇。

12月9日。

何甘えとんねん!ちゅう話ですが、ええ歳のおっさんなので仕事終わりえらい疲れてても誰も何も癒やしてくれないので。。。この日はレモワノーさんの栗のタルトに癒やしてもらいました。(笑)😅こちらのタルト絶品。もう一個いけるな。いける。絶対いける。もう一個食べたい。(笑)また買いに行こーっと。で、どこで食べたん?て、バーラウンジ西角にて。🤣昨日のかぶらむしとおんなじテーブル。照明落としたらバーでいけるやん。9時までは料理屋、9時以降はバーラウンジ西角。せえへん、せえへん。

12月8日。

さむなってきました。かぶらも甘みがでて美味しなってきました。京都の冬、蒸しもんの王道「かぶらむし」。例年通り、西角ではかぶらのお味を楽しんでいただくため、かぶらに加え、甘鯛、百合根、銀杏のみで召し上がっていただきます。あんまり騒々しくない静かで穏やかなお料理です。冬の夜に是非。

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