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7月19日。

「松嶋屋ーっ!」やっぱりええわ、大向うさんの声がいくつも重なり飛び交う。久しぶりの関西歌舞伎を愛する会でした。仁左衛門丈の「俊寛」。以前にも観てる演目でしたがこれ以上の俊寛はもう味んえんやろなぁときっと誰もがそう感じてはると勝手に思ってました。もともと歌舞伎ってそうなんやろうと思いますが、台詞回しはもちろんのこと、体の動き、手、指の先までの細やかな動き、表情、眼力、でその演じる役どころの表現、もう俊寛の心の孤独と悲哀を行き交う動き、細やかな機微が、私みたいな初心者にも響く響く。自ずと近松作品に引き込まれ涙してしまう。あ〜よかったぁ。その表情まで感じさせてもらえるええ席で観させて頂いたのも感動を後押し、ええ一日になりました。ただひとつだけ。個人的に歌舞伎鑑賞+着物はセットで楽しむ、やったんですが、あいにくの雨予報に断念、結局雨に会わへんかったんですけどね。偶然、席のお隣さんがキレイどころやったので少々残念どした。(笑)関係ないやん、て?確かに。

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